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良いライター探しは、良質なコンテンツの作成に欠かせません。
良いライターの特徴や仕事ぶり、良いライターの探し方とお付き合いの仕方をまとめました。
良質なコンテンツ作成において、ライター選びはとても大切です。ここでは、クライアントの側から見た「良いライター」の特徴をご説明します。
良いライターは、基本的なビジネスマナーが出来ています。ライティングの依頼や問い合わせには1両日中に何らか返事が来るのが普通です。
たとえ休暇中でも「不在にしておりますが、何月何日にはお返事いたします」という留守電設定や、メールの自動返信などを使っているものです。クライアントを待たせる時間がスケジュールの遅れなどにつながるため、コミュニケーションがいいのはプロライターの最低条件ともいえます。
ライティング依頼を受けた後は、もっと緊密なコミュニケーションが求められますので、クライアントからの連絡には半日以内に反応してくれることが基本です。
良いライターは原稿納期を守ってくれるものです。納期破りがどれほど重大なことか理解していないライターとの取引きは、ビジネスに支障が出てしまいますので避けるべきです。ライターへの原稿依頼、やり取りはネットが多いため「連絡が取れない、原稿が納期に上がってこない」となっても、手の施しようがありません。
何らかの事情で引き受けた執筆が出来なくなることもありえますが、その場合にはスケジュールに影響が出ないよう、すぐにクライアントに報告を入れて納期の相談をしたり、別のライターへの変更などを相談するものです。
基本的にはいったん引き受けた仕事は、区切りがつくまで責任をもってやってくれるのが良いライターです。クライアントに納期遅れの心配をさせないため、納期よりも前に納品してくれることも少なくありません。
良いライターは、ライティング対象となる業界の知識を得たり、原稿のテーマに沿ったリサーチの労力を惜しみません。1つの記事を書くため、いくつもの関連サイトを読み、ネット上に情報が足りなければ図書館などに足を運びリサーチをしてくれます。
ライターに記事を依頼するクライアントは、そのジャンルのプロであり、ライターの何倍もの知識と情報を持っていますので、生半可な姿勢ではクライアントが納得するきちんとした記事を書くことは出来ないとわかっているからです。
専門性の高い業界(医療、建築、金融、法律など)の記事作成であれば、業界専門ライターを探すことも方法の一つです。しかし、プロと伍するほどの知識と「読ませるものを書く技量」をあわせ持つライターを探すのは難しく、きちんとリサーチをするタイプのライターに、的確な指示を出したり、修正を入れながら記事作成を進めるほうが近道です。
良いライターは、指定された文字数を稼ぐために同じことを繰り返したり、冗長な表現をしません。以下の例を見てみましょう。
A:良いライターは文章がシンプルです。(17文字)
B:良いライターほど、長くてまわりくどい文章は書きません。良いライターは文章がなんというか、シンプルなのです。(53文字)
A、Bともに同じことを書いている文章ですが、Bは個人ブログのような場合を除き、編集作業で半分以下に削られてしまいます。
同じ3000文字の記事でも、重複や冗長な記述をすれば、盛り込まれる情報や内容は薄くなります。サイトのトンマナ(文調や表記ルール)が親しみやすい口語という指定であれば別ですが、そうではない原稿にも、出来るだけ文字数を稼ぐ表現で原稿を上げて、リサーチの工数を減らそうとするライターは少なくありません。良いライターはシンプルな文章を書くために、自分の原稿を見直して調整してくれます。
ライターが文章を見直しているかを、一目で見るコツがあります。「しかし、」「つまり、」「また、」など、接続詞を文頭に繰り返し使っている場合は要注意です。とりあえず書き出しに入れてしまいがちな「接続詞」が残っているのは、書きっぱなしで原稿を見直していないサインなのです。とくに逆説の接続詞である「しかし、」を意味なく多用している場合は要注意です。
良いライターの多くはライティングのトレーニングを受けています。
ネット業界でプロのライターを名乗るのに資格などは必要ありません。ブログなどを書くのが好きだったり、アルバイト感覚で記事を書いているうちにお金をもらえるようになり、ライティングの世界に入った人が圧倒的に多いのです。
企業の必要とする即戦力ライターとして、ビジネス関連のライティングをする場合には、「フォーマットに沿ったライティング」が求められます。ライターが「広く好まれるライティングのフォーマット」を学んだことがないと、それに対応が出来ません。
OJTで原稿を書きながら学んでもらうのが理想的ですが、記事を依頼するクライアント側がライター教育まで行うケースは少なく、多くのライターがトレーニング不足で伸び悩んでいる現状があります。
とくにSEO記事の作成には細かいルールやコツがあるため、センスがあって読ませる文章を書くライターでも、ノウハウ不足で検索結果への表示順位などが上がりづらいことがあります。
良質なコンテンツを書いてくれる、良いライターはどこにいるのでしょうか?インターネットのクラウドソーシング、知人紹介、展示会の3つの例を紹介します。
フリーランスで活躍するライターや、小さな編集プロダクションであればクラウドソーシングで出会える可能性があります。
フリーランスへの業務委託をマッチングするプラットフォームでは、過去に仕事を依頼した人たちによる評価がみられます。
最近では海外在住のライターや、海外に住む外国人の翻訳者をつなぐクラウドソーシングのサービスも増えていますので、失敗のリスクをカバーできる予算的、時間的な余裕があればこまめに連絡を取ってみるのも手かもしれません。
気を付けたいのは、
1. いきなり重要な仕事を任せない
2. 「お試し」と称して無料で仕事を依頼しない
3. できれば一度顔合わせをしておく(ビデオ会議でもいい)
4. クラウドソーシングで都度依頼するのはそれなりに大変
という4点です。
1. について
重要な仕事や納期の迫った仕事の場合、期待外れな原稿が納品されたら、取り返しがつきません。書き直しを依頼しても返事がない、というケースもありえます。このライターは信頼できると感じるまでは、他ライターに再依頼が出来るスケジュールで仕事を依頼したほうが無難です。
2. について
「無料お試し」という仕事のさせ方は、「1文字いくら、1原稿いくら」という単位で仕事をするライターにとって過酷な要求ですし、そのライターが実績があり優秀だった場合には「そういう企業とは働かない」という決断をさせてしまう可能性があります。少なくとも、ライター業界の標準単価を設定して、お試し記事もきちんと買い取ってあげてください。
3. について
万が一にもトラブルが起きても、お互い顔を見たことがあれば、トラブルの過熱が予防できます。無料のビデオ会議ツールもたくさんありますので、大事な仕事を任せるときには、出来るだけ顔を合わせておいたほうが良いでしょう。取材などに急遽ライターを選ぶときにも、「あの人はコミュニケーションが上手そうだ」「ライティングは上手だが、取材はちょっと難しいかも…」といった情報になります。
4.について
フリーランスのライターをインターネットのクラウドソーシングで都度依頼するのは、コスト削減という意味では効果的ですが、
・毎回クオリティが一定でないため編集が必要
・次の依頼が受けてもらえるかは流動的
という2点は理解しておいたほうがいいでしょう。自社の繁忙期は、他社の繁忙期である可能性も高いため、どうしても記事が必要な時期に腕の立つライターが誰もつかまらない…という可能性は否定できません。
良いライターは良いライター同士でつながっています。
かつての職場が同じだった、同じクライアントさんの仕事をしていた、フリーランスの交流会で知り合った…理由はさまざまですが、非常に良いライターの紹介で著しく文章が不得手なライターが現れるのはまれです。
とくに狙い目は、ライティングのトレーニングを受けられるWEBメディアの編集部や、出版業界で勤務したことがあるライターで、そういったコネクションから紹介されるライターはきちんとしたライティング・テクニックや、校正の基礎を持っています。
企業のWEB担当者同士の交流会などでも、いいライターさんどこで探していますか、という話題はいい会話の糸口になりますし、競合他社でなければ紹介してくれる可能性があります。
近年、インターネットマーケティングやコンテンツ関連の展示会なども増えています。
こういった展示会に積極的に出てくるライターや編集プロダクションは好奇心や向上心があり、ビジネスのセンスも高いため、ぜひ交流会に参加して名刺交換しておいて損はないと思われます。日本では以下のような展示会が注目です。
コンテンツ東京(コンテンツ制作企業中心)
クリエイターExpo(個人事業主、フリーランス中心)
ライターにとって、評価が高まる仕事をすることはとても大事なことです。「あそこの記事を書いているなら、うちもぜひ!」といわれるような仕事は、ライターにとって財産なのです。
このため、「サイト運営に戦略がある」企業の依頼には力を入れます。自社サイトのネットでの存在感を増したり、ドメインを強めるための調査や分析、継続的なコンテンツ施策などを行いましょう。
魅力的なオウンドメディアを運営していると、「御社のホームページを見ました、一緒に仕事をさせてください」というライターからの問い合わせが来ることも珍しくありません。
良いライターに仕事を引き受けてもらうためには、執筆料の相場をきちんと把握してオファーしないといけません。
良い原稿が高いのは、アクセスを伸ばしたり、コンバージョンを増やしたりすることにつながるからです。人が読んで「なるほど」と思ったり、「誰かにシェアしたい」と思うような記事を書けるライターはそれほど多くありません。クオリティの高い記事へのニーズが高まるにつれ、良いライターの執筆料は値上がりしています。
良いライターの執筆料が一見して高めだったとしても、誤字脱字・わかりづらい表現が少なく、編集や校正にかかる時間が短かくて済みます。安くて質の劣る記事よりもトータルのコストパフォーマンスはいいのです。
正式にオファーする前に執筆料の相場を調べましょう。「この金額では受けられません」と正直に伝えてくれるライターはほとんどいませんので、何かと理由をつけて断られて終わってしまいます。
良いライターは、同じ商品の説明でも掲載先を見て、微妙に書き分けます。
記事を掲載するサイトの成り立ちや目的(商品を売るサイトなのか、SEO目的のメディアなのか、長期的な企業イメージに貢献するコーポレートサイトなのか)期待する成果をきちんと伝えたうえで、明確な指示を出しましょう。
クライアント側がトンマナの指定を忘れたり、参照してはいけない競合サイトなどの説明を怠って、ライターが書き直しをせざる得ないようでは、徐々に仕事を受けてもらえなくなってしまいます。
コンテンツマーケティングについてまわる「炎上リスク」などを回避するためには、依頼時の指示として「コピペ禁止」「コンプライアンス遵守」などの最低限のルールを明記したひな形を作っておき、メールしておくこともおすすめです。
出会ったライターの中に何度も記事を依頼したいと思うような逸材がいれば、きちんと高評価をフィードバックしてあげると同時に、修正してほしい点や、編集・校正済みの完成原稿を見てもらう努力が必要です。
ネットに当該記事がアップされたところで、「おかげさまでいい記事が掲載できました。当社としてこの部分は編集させていただきました。理由はこうです」という説明をしてあげれば、ライターもその意図を理解し、次回から同じ指摘をしないですむようになります。
良いライターと仕事をすることで、クライアント側のコンテンツ作成にかける労力はどんどん少なくなっていきます。ぜひ良いライターと信頼関係を作って仕事をしたいものです。
理想的なライターの条件と、彼らとの出会い方、お付き合いの仕方を書いてきましたが、じつはもう一つWEB担当者の仕事をスムーズに出来るコツがあります。それは、ライターとWEB担当者の間に、コンテンツ制作会社や編集プロダクションなどを置くことです。
ライターがテーマに沿って様々な調べものをして、良い記事を書きあげ、納期通りに送ってきたとしても、そのあとには編集作業があります。原稿のクオリティチェック、ファクトチェック、校正・校閲だけでも大変ですが、育てたいライターに適切なフィードバックまでするとなれば、WEB担当者は身体がいくつあっても足りません。
良い編集プロダクションは良いライターを集め、クライアントがライターに期待することを具体的に指示します。ライターが記事の作成意図をうまく汲めず、少々ピントがずれた原稿を作成してきた場合には、修正したり、部分リライトも行います。
良いライター探しだけでなく、良いコンテンツ制作会社を探すのも、コンテンツマーケティングの成功のカギといえるでしょう。
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